常に向上心を持って「安全・信頼」をベースに、幅広い業種・規模の企業様に対して 現場力の向上と人材の育成を重視し、品質向上・満足・信頼を提供いたします。
近年の集中豪雨等の異常気象・気候変動などより、山間地域や道路法面などでの斜面崩壊が頻繁に発生しています。
これまでにも、各種の法面保護対策が施されていますが、法面保護工の植生工の中でも一般的な工種である、
植生基材吹付工において、竹を主原料とした緑化資材と緑化工法を開発いたしました。
青竹を捻り潰し繊維状に加工した『綿状竹短繊維』を70%配合した『タケミックスソイル緑化資材』により
植生基材吹付工にて造成された緑化基盤層は、『綿状竹短繊維』の絡みによる結合とスポンジ状の空隙による
透水排水効率が向上したことから豪雨に対する浸食防止効果が高く、保水性能も向上しました。
『タケミックスソイル』緑化工法は、気象環境ストレスへの高い抵抗力と、自然界の植生システム応用技術による
植生基盤を造成することにより、植物の生育環境が保たれ、人為的に急速緑化を図らずとも、
植物本来の自然な生育により、植物が遷移し、永続的に緑化が維持されます。
『化学肥料』『ラス張工』『ピートモス』『化学合成接合剤』を省略したことで製造・輸入運搬時の化石燃料消費が低減され、CO2排出量を2/3削減
『化学肥料』『化学合成接合剤』を使用しないため、緑化法面造成後の化学成分溶出による地下水、河川水などの自然循環水の水質汚染を回避
廃棄される『青竹』『広葉樹バーク』の“天然素材100%”の主原料で構成され、有限の地下資源は使用しないことで、省資源化に寄与
将来的に廃棄物となる金属類などの“残留物”が発生しません 他の経済活動により排出される廃棄物のリサイクルと『竹』の新たなリサイクル需要を産出することで、“マイナスエミッション”に寄与
『ラス張工』を省略したことで、ラス金網による木本植物の生長阻害が回避されます 自然界の植生システムの応用技術である、空中窒素固定菌誘導技術による植物への養分供給システムにより、自然な植物遷移により生態系への影響も保全され生物多様性に寄与
放置竹林、侵入竹の森林・里山保全活動により、伐採された“廃棄竹”を緑化資材としてリサイクルに有効利用することで、“山から山へ還す”自然循環材として里山・森林の保全に貢献
綿状竹短繊維緑化基材を用い、接合材とラス金網を使用しないことで、干ばつ・降雨・凍結などの気象変化に緑化基盤が順応し、自然環境に対応可能な侵食耐久性のある緑化技術。
適用範囲
〈吹付厚さ〉 t=3-10㎝
〈法面勾配〉1:0.5より緩斜面
〈法高〉法面垂直高さ80m以下